大同旅行記

北方民族との戦いが繰り広げられた仏教遺産の町、大同の旅行記です。

大同旅行記(山西省)記事一覧

(大同へ移動の車中。万里の長城が見えてきました。このあたりは北方少数民族と漢民族の戦いが何度も行われたところのようです。)こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。今週から中国山西省の北部にある仏教遺産の町、大同を数週に亘って紹介します。ここは大同に向かう田舎の高速道路の車中。山の上の方を見ると山に沿って龍のように畝って流れる万里の長城が見えてきました!その姿は雄大です。大同は長城の内側50キ...

(懸空寺。北魏時代に洪水が多かったために断崖絶壁に造られた寺です。柱が細いのでまるで空を飛んでいるようです。)こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。今週も先週に引き続き、大同の魅力をお伝えします。今週は断崖絶壁に建てられた、文字通り空を懸ける寺、懸空寺を紹介します。 懸空寺は恒山の翠屏峰の崖にあり、北魏の太和15年(491)に建立された1500年以上の歴史があるお寺です。断崖絶壁に張り付く...

(九龍壁の真ん中の龍。上側にオーラが見える。)こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。今週も中国の山西省北部、大同の紹介で今回は東街にある九龍壁です。大同の九龍壁は中国において同じく北京にある故宮、北海公園と並んで「三大九龍壁」と言われているものです。大同の九龍壁は明朝を建てた太祖(朱元璋)の第13子、朱桂の屋敷にある影壁でした。 大同には多くの龍壁が残されています。龍壁は一般 に建物の障壁...

スマイル中国語教室のマーシーです。今週も大同の特集で華厳寺についてです。  華厳寺は大同市の西部にあります。同じ場所に上下二つの華厳寺が建てられており、それぞれ、遼、金代の中国における華厳宗の重要寺院の一つです。上華厳寺の大雄宝殿は中国でも有数の伽藍のひとつといわれ、遼、金代の建物としては現存する最大規模のものといわれています。また、軒高9.5メートルの寄棟造りの屋根におかれた琉璃製の瓦もすばらし...

(慈悲深い面持ちの露天大仏。雲岡石窟のシンボルです。)こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。今週も先週に引続き大同の特集で中国の三大石窟として有名な雲崗石窟です。石窟だけでなく、その石窟群の上側には万里の長城があり、雲崗石窟と並べたそのスケールの大きさに圧倒されます。*今回かなりの写真を撮り、170枚近くアップしました。これでも精査して半分くらい減らしたつもりですが、これ以上減らすと、この...

(修復された大同古城の城壁。10年前からの修復作業によって復活した新しいものですが、かつての古城の雰囲気を感じさせます。) こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。 今週も先週に引き続き、大同の特集。今回は修復された大同古城についてです。 中国のかつての都市の殆どが街全周を城壁で四角く囲って街全体を守る形態となっていたため、現在でも都市のことを“城市”と呼びます。日本の城壁は天守閣を中心とし...

こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。数週に亘って特集してきた大同旅行記も今週で最後。最後のトリは大同のグルメです。大同は地理と気候の特性上、乾いた土壌でも栽培可能な小麦、粟、とうもろこし、高梁、そして黍等の穀類やジャガイモが多く収穫されています。それらを活かした様々な麺料理が発祥したことから「麺食のふるさと」と呼ばれています。また黒酢などを使ったしょっぱい料理が好まれています。その麺食の...

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