三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)

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三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 今週も先週に続き、南京の旅行記をお伝えいたします。第4回目は明の初代皇帝である朱元璋の陵墓です。

 

三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)
(朱元璋肖像画 朱元璋の肖像は「皇帝の正式ver」と「しかめっ面ver」の2タイプがある。貧農出身から皇帝にのし上がり、猜疑心も強かったという朱元璋の二面性を表している。)

 

 朱元璋は貧農の出身で、紅巾の乱の中から台頭し、反乱軍の主導権を握り、1368年、南京(金陵)で即位して明を建国しました。さらに、元をモンゴル高原に退けて中国統一を完成し、皇帝独裁体制を強化した人物です。農民から皇帝になった希代の英雄ですが、冷酷な暴君としての一面や愛妻家としての一面もあった人物です。

 

農民からのスタートというと日本では豊臣秀吉を思い浮かべますね。中国と日本で違いはありますが、朱元璋と豊臣秀吉は、いずれも同じ「天下人」となりました。

 

しかし、スタートが全く違います。秀吉は百姓の小せがれとはいえ、父の遺産をわけてもらうなどしており、「極貧」というわけではありません。

 

朱元璋は15歳のとき、飢餓と疫病で、家族が次々と死んで生き残ったのは朱元璋と兄の二人だけでその兄とも、生き別れとなり、天涯孤独となりました。その後、朱元璋は寺に預けられましたが、50日後に寺を追い出されてしまいました。貧乏、極貧どころか、生きるか死ぬか、究極のゼロスタート。これが朱元璋の人生の始まりだったのです。

 

朱元璋は生きのび、成人して、やっと一兵卒として中国の皇帝に昇り詰めた歴史上、「人生の幅」が最大という意味で「出世ナンバーワン」なのです。

 

 この南京には建設に25年余りの歳月を費やし、1405年に完成した朱元璋の陵墓があります。陵墓に続く神道には動物の石像が並び、文官や武官の石像が並ぶ道を進むと文武方門、碑殿、内紅門、方城と続いています。

 

 きれいに復元されている建物もいいですが、オリジナルのままに朽ち果てて廃墟と化している所もたくさん残っています。そんな英雄にふさわしい壮大な陵墓だと思いました。

 

 


(中山陵から歩いて1kmほどで明孝陵に着く。明孝陵は、明の初代皇帝である朱元璋(洪武帝)の陵墓である。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(動物の石像が続く神道。)

 

 

 

 


(全体図 呉の孫権もどこかに眠ると伝えられています。)

 

 

 


(翁仲路。)

 

 

 

 

 


(なぜな亀さんが)

 

 


(神道をまっすぐ歩く。)

 


(文武方門。)

 


(日本語の告知(日本軍が占領した時代に刻まれた明考陵の保全について))

 

 

 

 

 

 

 


(享殿 かつては朱元璋と皇后、側室たちの位牌が祀られていた。)

 

 

 

 

 

 

三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)

 

三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)

 

三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)
(孝陵の一番奥にそびえる明楼。城壁が見事)

 

三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)

 

三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)

 

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三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた南京(その4.明の初代皇帝である朱元璋の陵墓)
(この中のどこかに 朱元璋が永眠しています。)

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