中国の朝鮮族について(金さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のキムチ大好き、アシスタントの金です。

私は黒龍江省出身の朝鮮族です。そこで今日は中国の朝鮮族についてお話しします。



(おめでたいことがあったときは餅つきをします。日本とは異なる臼でつきます。)

(古くからの結婚式です。)

(伝統遊戯。)

(伝統遊戯。)

(朝鮮料理です。)
朝鮮族は19世紀の半ばから1940年にかけて朝鮮半島から中国東北地方に移住してきた朝鮮人を祖先とする民族で中国国籍を取得しています。遼寧省、吉林省、黒龍江省の3 省等に広く住んでおり、200万人弱いると言われています。母語は朝鮮語ですが、母国語は中国語で食事と文化は中国と朝鮮が混ざり合ったような感じです。

(大根キムチ。)

(冷麺です。)

(石焼きごはん。)

中国東北吉林省の東部の延辺朝鮮族自治洲には中国の朝鮮族の半数以上がいるとされ、たくさんの朝鮮族が住んでいます。延辺は中国東北吉林省の東部にあり、ロシア、北朝鮮との国境に接しています。


朝鮮族には日本語を話せる人が多いです。これは昔から日本語を身につけた者が地域に多かったことで日本語教師が多かったことと、また1970年代、中国で英語教師が不足していたことで英語の代わりに日本語を教える学校が多く、大学受験で英語の代わりに日本語で受けられたことが、学習者が増えた要因です。ですので朝鮮族は中国の日系企業で日本語能力を活かして働いている人が多いのです。しかし2000年以降は英語教師が増えてきたこともあり、日本語を教える学校が年々減ってきているのが実情です。




延辺朝鮮族自治洲の街中ではハングル文字と漢字が並列されたお店や標識が見られます。

朝鮮族のグルメはもちろん朝鮮グルメが中心です。キムチは勿論のこと、餅米を使った黒米?などなど。犬肉料理も多くて火鍋は有名です。

(犬肉市場として有名な水上市場。)

(犬肉料理。)

(犬肉料理。)
東方地方の日系企業で多くの朝鮮族が日本語を活かし、働いているんですよ。これからもよろしくお願いします。







