第2の故郷、深セン(その25.タクシーの思い出について。)

スマイル中国語教室

第2の故郷、深セン(その25.タクシーの思い出について。)


(タクシーで深セン市内を移動!懐かしい!)

 

こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

今日は中国深センでのタクシーの思い出について。

 

中国のタクシーの乗り方は日本と同じく、道路を走っている空車のタクシーを捕まえますが、日本では大きく手を上げてタクシーを止めるのに対し、中国では、地面と平行になるように手を上げ、手のひらは下向きにするのが多いです。

(後部席。運転手さん席の頭のカバーは毎日曜日が印刷されたものに変えられます。助手席にはモニターがあり、観光案内の他、いろんなドラマや映画が放映されることが多くてよかったです。)

 


(助手席に設置されたモニター。深センの観光案内です。ミスタービーンも放映されたり、内容は豊富でよかったです。)

 

また最近では「滴滴出行」というスマホのアプリを使ってタクシーを捕まえる方法が広まってきています。まず、自分の電話番号を登録し、行きたい場所を入力します。30秒くらいで近くにいるタクシーの運転手から電話がかかってきて交渉するというわけです。

 

中国のタクシーで困るのは運転手があまり道に詳しくないことが多いことです。特に深センは、地方出身の運転手が多く、有名な場所以外はアプリや地図で道案内をしなければなりません。またお釣りを準備してないので、予めこちらが乗る前に小銭をたくさん準備しておく必要があります。

 


( 深センの海岸沿いをタクシーで移動します。南国みたいでこの景色が好きでした。)

 

白タクが中国では多いです。白タクは快車といいます。地元で道案内ができたり、顔馴染みの運転手なら普通のタクシーより安くて便利なことが多いのですが、違法な車です。初めての土地の観光客や外国人だと、知らないことをいいことに十倍近い値段を請求されたり、強盗紛いの事故も聞いたことがあるので乗らない方がいいです、、、。

 

普通に利用するのには便利で割安感のあるタクシーですが、私の中国でのタクシーの思い出を二つお話させていただきます。

 

一つ目は信号待ちが大嫌いな運転手さんです。中国は右側通行なのですが、十字の交差点の信号が赤になると常に右折してUターンし、元の交差点に戻って右折して直進するというのを繰り返す運転手がいました。運転手さんは“俺は信号待ちが大嫌いなんだ!"と言ってましたが、走行距離が長くなり、いつもの2倍くらいの運賃になったので、流石に怒り、"私はそんな信号待ちを避けることは要求してないからいつもくらいの運賃にしてくれ"と交渉し、しぶしぶ認めさせました。

 

もう一つは空港に向かう高速道路に入る急カーブで急に片輪のタイヤが外れたことです。カーブを曲がっていると、ガタンという音がして、急に車体ごと、駒のように水平にクルクル回ってしまいました。頭の中でスローモーションのように時間が長く感じられ、もう私は死んだと思いました。たまたま後続車がなく、無事でした。運転手さんは悪いことしたから運賃は要らないと言われました。やむなく高速道路の入り口で待っていると、運良く、空車のタクシーが来たのでそれに乗り継ぎ、飛行機には間に合いました。

 

怖いことを書きましたが、基本的には低料金で便利なタクシー。スマホでの場所確認や地図を準備し、小銭を準備しておけば、誰でも気軽に利用できます。日本と同じく、話好きな運転手さんも多いので旅の思い出にもなります。その土地に慣れたら使うと便利ですね。

 


(こちらは北京のタクシー。)

 


(こちらは曲阜のバイクタクシー。短距離の観光地では使うこともありました。)

 


(曲阜の自転車タクシー。)

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