楊先生の漢詩朗読(その51. 情熱のたぎりが溢れている、朱熹の漢詩「「醉下祝融峯」)

スマイル中国語教室

楊先生の漢詩朗読(その51. 情熱のたぎりが溢れている、朱熹の漢詩「「醉下祝融峯」)

こんにちは!スマイル中国語教室の楊 欣然です。

 

 今日は湖南省の祝融峰について紹介いたします。

 

楊先生の朱熹が詠んだ漢詩「醉下祝融峯」の朗読はこちらから

 

 祝融峰は湖南省衡陽市にある 南岳衡の山峰です。南の回雁峰から北の岳麓山に至る約四〇〇キロメートルの山峰で大小七十二峰からなります。

 

この峰には有名な漢詩があります。今日は、朱熹が詠んだ漢詩「醉下祝融峯」を中国語で味わってみたいと思います。

 

 

 

 

(白文)
醉下祝融峯 朱熹

 

我来万里駕長風

 

絶壑層雲許盪胸

 

濁酒三杯豪氣発

 

朗吟飛下祝融峯

 

 

 

 

(書き下し文)
酔うて祝融峰を下る 朱熹

 

我来って万里 長風に駕す

 

絶壑の層雲 許も胸を盪かす

 

濁酒 三杯 豪気発し

 

朗吟 飛び下る 祝融峰

 

 

 

 

(現代語訳)
醉下祝融峯 朱熹

 

自分は万里の彼方から吹き寄せる長風乗って、この祝融峰にとやって来た。

 

見下ろすと、深い谷の底から幾重にも重なって雲がわき上がり、その雲の盛んな様子は自分の胸中を揺さぶり動かすのである。

 

持ち来た濁酒を三杯も飲むとたちまち豪快な気分となり、

 

そこで、得意の詩を高らかに吟じながら、一気に祝融峰をかけ下ったのである。

 

 

 

 

(解説)
朱熹は、南宋の哲学者であり、40才頃に朱子学を確立させた人物です。この詩は38才の9月、長沙の岳麓山中にある岳麓書院に張南軒という学者を訪れ、2ヶ月間、彼と起居を共にし、大いに議論を交わす有意義な日々を送った時に詠んだものです。朱熹の情熱のたぎりが、この詩に溢れているなのです。このような壮大な自然の中に美しい漢詩を思い浮かべながら旅行したいものですね。

 

 

 

 

 

トップへ戻る